スピリチュアル×サイエンス・テクノロジー

悟りが日常化する時代

~脳科学からのアプローチ~

宇宙的な歴史の中での長きにわたる習慣によって、
地球圏から出られないでいる魂を救うために、過去、地球には高次元から
さまざまな光の使者が送られてきました。
それが、古今東西の聖者や覚者です。
彼らは、“地球脱出”のための叡智を授けました。
その方法が、「悟る」ことなのです。

「癒し」から「目醒め」へ、
そして「悟り」へ――
スピリチュアル界のテーマは、この数十年で
確実にコアな方向へ変遷しています。
悟りがこんなにも身近に、簡単に、
軽やかになった時代は、かつてないでしょう。

ひとつの人生が終わる頃には、
さまざまな経験を積んで
達観する傾向がありますが、
そのスピードが、
今生は何倍も速く進んでいます。
今生で「地球人体験を最後にする」と決めて
生まれた魂、つまり
“輪廻からの解脱”を目的に生まれた魂が、
いまほど多い時代はなく、
そのような魂は、必然的に「悟る」ことが
人生のテーマになります。

そしてそれだけではなく。
いま地球上に生きている人は全員が、
宇宙のビッグバンに
匹敵するかもしれないくらいの
“アセンション”という
大きなイベントを期に、
“悟る”ことを目的に生まれてきている、
ともいえるのです。

アセンションというのは、
個人個人の悟りの延長上にある、ともいえ、
また、一定数のクリティカルマス(臨界質量)が↘︎
悟りに達した場合、
地球人口すべてが悟る可能性も
充分に考えられます。
ですから、いままで何度も地球星卒業に
トライ&エラーしている人にとっても、
今回の生は、
万載一遇の大チャンスなのです!

しかしながら、こういう疑問を持つ人も
きっといらっしゃることでしょう。
悟ったら欲望がなくなって、
人生がつまらなくなってしまうのではないか、
厭世的になって、早くこの地球を
去りたくなってしまうのではないか、と。
それについては、
ここで答えを言ってしまいましょう!

悟ってなくなる欲とは、
エゴ(自我)による「小欲(我欲)」。
悟ると、エゴセルフにとって代わって
ハイアーセルフ(真我)が現れ、
「小欲」の代わりに
「大欲」へと変わる……つまり、
己一人の満足や幸せを超えた、
全人類的・恒久的な幸福の達成を
執着なく願うようになるのです。
それゆえ、生きる意欲や目的が
失われることはなく、
よりいきいきと充実した、さらに意義深い
人生を送ることができるのですね。

今回の特集は、そんな悟りについて、
脳科学の視点も重視しながら
アプローチしてみました。
悟ると脳が変化しますが、じつはいまの時代、
寝ている間に
脳がバージョンアップしています。
ということは、知らず知らずのうちに、
意図せずとも万人が
悟り状態に近づいているということ。
悟りはある日突然やって来る、というのは、
前時代的な捉え方で、
いまの目醒めの時代、
アセンションへ向けてのこの大変容期には、
宇宙から覚醒エネルギーがバンバン届き、
普通に生活しながら日常の中で、
段階的に悟り脳へと
進化しているといえるでしょう。
その変容のプロセスで
何が起きているのかを知ることで、
その流れはさらにスムーズになり、
いっそうの高みへと
行けるに違いありません。

そして、悟りの状態が恒常化したら、
人類以上の存在になれる――
今号でご登場いただく
ディーパック・チョプラ博士の
言葉を借りれば、
“メタヒューマン”――つまり、
超人類、銀河人類へと飛躍進化できるのです。
そのとき、“地球脱出”を試みずとも、
地球が天国となり、
自らが肉体を持った創造主、
宇宙意識そのものであると
知ることになるでしょう。
私たちが銀河人類となる日を夢見つつ、
今号をお届けします。
。。。

ぜひ、ご覧ください!

anemone 2021年9月号